少し早いですが、

本年も皆様のお力添えがあってメーカー業務を無事終える事ができました。

あと感謝しなければいけないことは、お客様とあとフィールド環境なのかと常々感じるようになりました。

先輩達ともお話する機会があり、よく環境の話題になるのですが、毎年感じるのは簡単には釣れなくなっているということ。

「簡単に」という事であって魚は今年たくさん釣ることができました。

それは私の腕がいい!笑とかそんなことではなくて、遠征も多く行かせていただき、より良いフィールドに出向いて、いい時期にいいところに入らせてもらって釣らせていただいた、ただそれだけなんです。

そこに元気な魚がいることが重要で、釣りしやすい環境があることが大事です。

いい環境が続いているということ、釣るためにはそれが全てなんだと再確認できた、収穫の大きい年でした。

地元では区画整理や護岸工事、外来魚に対しての風当たりも年々悪化しています。

一極集中的にポイントが潰れていくのも目の当たりにするので、簡単には釣れないんですよね。

隣の件の野池やダムでは釣り禁止やボートが浮かべられない、依然厳しい状況です。

寂しい話をしてしまってすいません。

僕たちがルアーを作り続けていられるのも、環境があってのことです。

全面護岸のフィールドでストラクチャーも無ければ、トップウォーターゲームって面白いのかな?って感じます。

そうなれば僕らは必要無くなってしまう訳で、なんとか現状維持だけでも良いので荒廃していかなくなることを切に願います。

愚痴になってしまいましたが、

まだ日本全国には良いフィールドが沢山あるんだなぁと感じた年でもあります。

あくまで、遠征はビジターなので、お邪魔させていただいて釣らせてもらう。この気持ちを僕自身は忘れないようにしていきたいなぁと思います。

地元の方々に敬意を表しながらご案内いただいたり、美味しいご飯をいただいたり、遠征って本当に楽しいんです。

旅に行く前は、どうしてもワクワクして寝られなくなるし、道具も整えて最高の気分で挑みます。

帰ってこれば余韻に浸り、また地元の良さにも気がつくこともあるんです。

だから、僕はメーカーを通して今後もわくわくできるお手伝いをさせていただければ嬉しく思います。

 

ブラックバスのトップウォーターゲームはやっぱり最高に楽しいです。

ルアー一筋でやらせていただいています。

これからも最高のルアーをご提供させていただければと思います。

また来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

堀田昌寛