年内最後のリリースmime  マイム 完成間近です。

この間にスラープアシッドやロンバスライトリリースしたかったルアーがあり、かなり時間かかってしまいました。

その分フィールドテストは、最終サンプルから今までの中でも1番時間をかけたこともあり、魚の反応も見れたのは自分の中でも清々しく思います。

使った分だけ釣れるというのは当然なのですが、ずっと使い続けることができたのも魚とコンタクトがとり続けられたというのが、終わってみて思った感想です。

例えば、ピンスポットや特殊なシチュエーションで釣るためのルアー、ビッグバードやアマック90、ハンガーテールスラッパーズ、アシッドなどは、それなりのシチュエーションのある場所に自ら出向いて、良い時間に投げて反応を確認する。

その中で納得したものを世に出すという仕上げ方になるのですが、

その逆で、スプラット、ロンバス、今回のショートダーターMIMEなどは、どんな時でもどんな場所でも一日中投げて反応を見ていくルアーというのがコンセプトでもあるので、魚との出会いは多くなるのも当然なのかもしれません。

その中でも、長く使っていて気がつくことがあり、明らかにこの動き効果的なんじゃないのか?ということです。

今回のmimeに関しては音というよりも、浮力が高いので小さなキックバックとクリクリしたターンのリアクションで口を使ってるんじゃないのか?ということ。

もう一つは大きな口からでる、ポッピン音ではなく水を飛ばす、スプラッシュだけさせた時の動き。

これが、アシッド、スプラット、パスートポップとの違いですね。

ぼくの中ではゆっくり誘うならアシッドなので、対極にあるダーターになります。

これまた不思議でゆっくりピンスポットで誘って、浮力が低めのアシッドは、ダートさせた時にそれなりに時間をかけて浮上するというアクションもまた、効果的な時がある気がするんです。

だからルアーは同じダーターでも何種類か持っていたくなるんですよね。

ぼくは製作者ということでそのルアーの良さ、悪いところを把握して使っているので良いのですが、リリースされた完成品を手にされて、すぐ理解してください。

というのはやはり難しい話だと思います。出来る限りわかりやすく説明もしないといけないのですが、1年から3年かけて作ったものが100%理解、作り手の気持ちを理解してくださいというのは時間かかるものです。

その中でもmimeに関しては、3年近くかかりましたが、すぐ理解していただけるようなわかりやすいルアーだと思ってます。フィールドでポコポコ、パシャパシャ、クランクリンと動きを見ていてもワクワクするので、魚もわかりやすく反応してくれると信じてます。

是非手にしてフィールドで遊んでいただきたいですね。

初期段階のマイム。

口が鋭角にカットされてますね。

見た目はこれがとても気に入っていたのですがら水の抜けがよくて、ポッピングやスプラッシュに少し強い力が必要になります。

その上は逆に、鈍角に口をカットしました。最終サンプルに近いのですが、ウェイトでの調整がまだ必要な段階ですね。

形は同じだけど、ウェイトの位置、重さ、それを決めるまでに苦労することも少なくないですね。

下手すると形がダメなのか??という振り出しに戻ることもあるからです。

嬉しそうですね笑 初めて60アップを釣ったのは2番目のサンプルでした。口は鋭角、口の中のカップもなく、シンプル、ただシンプルな木片です。 もう少し可愛らしさやロッドワークにもっとレスポンスが良いカップ形状にしたかったというのもあり、現在の2段カップになりました。

スプラッシュもできるように、フラットな面を残してあるのが、スプラットやパスートの違いですね。

見た目はかわいいです。

ぼくは子供ができたせいか、歳を取ったせいか作るもの作るものシャープな感じがなくなってきている気がします。

柔らかく可愛らしい感じに、無意識になってますね。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

もう少しでご案内できそうです。

何卒よろしくお願い申し上げます。