フッキングについて
私がよく行くフィールドの魚は口がとても小さいのですが、エラのあたりから口先までの顔が小さいというのが特徴かもしれません。
中には大きな顔をした個体もいますが、ほとんどが小顔でボディが引きしまった感じをもつような魚体をしています。
色々なフィールドに出向いて釣りをしていた写真を見返してみても、改めて口が小さいという印象でした。
それを考えだしたのは、秋に入り少し魚も活性が高くなり数回のバイトをもらえてもミスバイトが多い。
サバスのような丸っこい1オンス弱くらいのルアーになればさらにその確率は高くなるわけで、ストレスを感じることもあります。
ただ巻きで引っ張り合いするようなバイトをもらうときは、バイトと同時にかかるのですが、停止している時などはやはりミスバイトが多い。
45センチを超えるようなバスであれば、フッキング率も当然上がってくるので、
サイズを選んでとっていくという意味では、フィールドの魚に過剰なストレスがかかっていないのでそれもまた良いのかもしれませんね。笑
このような気持ちになれるのも、まだフィールドが壊れていないという事と時期や日によっては魚が素直に反応してくれるという恵まれた環境にあるからだと思います。
もちろん釣れない日、一日ワンバイト…そんな日も頻繁にあるので、化学研磨の針先が鋭いフックを使う、これもまた選択肢ですね。トリプルフックにリングをつけるというのもバラさないためには良いのかもしれません。
私はマスタッドをトリプルフックにしてシャープナーで研ぐくらいしかしてません (笑)
フックセッティングに関しては個人の好みもありますので考えて楽しんでいただければ幸いです。
でも最近は1匹グッドコンディションのバスが釣れたら心底幸せ…と思えるようになりましたね。
数よりバスの質やポイント選択や戦略どおりに釣れるのか、バラした時の悔しさ、それを修正するためにどうしたものか?…全てを楽しむことが40歳手前にして少しづつ理解できるようになってきた気がします。
勿論、ルアーを作っていくうえで、テストとして何匹も釣らなければいけないという気持ちは持ち合わせているのですが、友人達の助けもあり、今は仕事としてとても楽しむ事が出来ています。
そして近況は、スプラットのビッグサイズを最終テストしている状態です。
スプラットはスピーディーに誘う。
ダーターですが、アシッドはスローテンポで魚をねじり出す。
その中間的なルアーと考えていただければと思います。
今は最終的なフックの位置などを決めていて、お腹に二つあるアシッドと同タイプなのですが、後ろ過ぎるとゆっくり誘えなかったり、前過ぎるとポッピンクが難しかったり、とてもシビアな場所選択です。
サイズも二つのルアーの中間、アクションも中間で、自分でもずっと補いたいと思っていたポジション的なルアーだけに今年中にはリリース出来たらと思っております。
昨日、宮城県のロボットさんから以前よりご注文いただいておりました、レギュラーカラーのスプラット、SBを納品させてました。
合わせてよろしくお願い申し上げます。