茅原様からいつも岸釣りからナイスなバスをありがとう御座います。
ヘッドハンターズさんのレインボーが生えていい感じです。 狙って獲った貴重なバスです。

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蓑田様よりこれまたアブストラクトDMで綺麗なバスです。 蓑田さんにかかればDMは反則ルアーらしいです 笑 癖あるルアーを状況に応じてルアーの良い点を引き出してくれているんだと思います。いつもありがとう御座います。

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ブラックさんからイレギュラーカラーのBWF ブラックヘッドでマングローブジャック!
しかもグッドサイズに驚きです。 こんなかっこいい魚にも使っていただけていることに感謝ですね。 羨ましいです・・・
皆様お写真本当にありがとうございます。 お店と、ルアー業務と忙しくさせていただいておりますが、本当に励みになります。

ブラックさん

そして近況ですが・・・・
ようやく3色塗り終えたところから残り2色のクライマックス突入です 笑
名前は「amuck 90」  アマック90 とつけました。 ボディが90mmとなります。
ジャンル的には 自身初のライブリーとなります。
少し長くお話をさせていただくことになりますが、掘り下げると6年前から構想とサンプルのあったルアーですが、どうしてもオリジナルのパーツが必要とされるルアーで着手できず、なかなか商品化できなかったルアーだけに思い入れの深いルアーの一つになりました。

オリジナルパーツの一つがリップですね。リップは木片に装着するだけで不思議なくらい生命感を生み出してくれる魔法のパーツですね(笑) ただそこにも自身の思い描くライブリーともなるとブランクの形状からそこに当てはめていくために、何度も金属を切ってスイムテストしての繰り返しですが、失敗も多く一日かかりっきりの時もありました。 これが着手出来なかった理由かもしれないです(笑)
もともとライブリーを苦手とするだけに自分でも使い続けられるライブリーを作るのがひとつの目安でした。なぜ苦手なのか・・と考えるとまずウォブリングを器用にこなすだけに、短調な動きにさせがちでそれをやり続けることがとても苦痛であったこと、でも実はライブリーってそれだけじゃないんだよなぁと真剣に使い始めてようやく分かりました。 効果的なアクションというのがある気がして、その効果的と思われるアクションに使いやすさ、「とても釣れそう・・・、今にもバイトがありそう・・・」というトップウォータープラグを操る上でとても大事な要素を盛り込むことでamuck 90 を商品化することができました。
通常のライブリーと若干異なるamuck 90 の特徴の一つに、オリジナルのリップ形状とブランク形状により
大きい音から小さい音まで出すことのできるダーターのような要素も盛り込まれています。
この形状によりキックバック、移動距離のあまりないポッピングアクションなど、自身で操って魚に口を使わせることができる楽しみもあります。
またダーターとは違いスローリトリーブで水面のウォブリングもメインのアクションとなっています。
本来のライブリーには少ない、このただ巻きとポッピング、キックバックなど多才なアクションを盛り込むことで多くのシチュエーションや状況にも対応することができて何より飽きることなく使い続けることができるのも魅力的な要素です。

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そしてもう一つもオリジナルパーツはブレードです。
弧を描いた形状が特徴的でスイベルに装着をしておりますが、極力回転を抑えた形になっており水面と水中の狭間でイレギュラーにフラフラ、キラキラと魚へアピールしてくれます。
SBとは違い非対称的なデザインにブレードの先を角度をつけて折り曲げたためサイズ的にも水受けがよく、
またビッグブレードとは違ったアピールをしてくれます。
このような形状に至った経緯ですが、ただ巻きのスローリトリーブ中にバスがついてきて口を使うタイミングというのをどうにかしてロッドアクションをさせることなく魚へスイッチが入れられないか?というところから考えました。 特に秋から初冬にかけてしばらくルアーの後ろへずっとついてきてから口を使う傾向にあることが多く、距離が近ければそのまま目視できる距離まできてハイライトの場所で見切られる・・
そんなことも多くどうしたものかな?と少しでもバスに早くスイッチ入れられるようなアクションがただ巻きの中に生きるイレギュラーな動きではないのでは?と考えました。 アクションを殺さず、イレギュラーの動きとなるとパーツでフォローできればというところから形状の見直しを始めました。
そこから完成したのが今回のブレードですね。

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色々とコンセプトを長々と書かせていただいたのですが、答えは魚だけが知る・・と私も思うのが本音です。
ですが、どうにかして自分の経験と自身が考えて設計したルアーが思い描く通りのアクションをしてくれて、このために作ったんだと思わせるシチュエーションで魚が釣れた時の快感はこの上ないですね。 どこかに答えがあると信じて、その正解へより近くに行けるようなルアーを作ることができればと思います。

もう少しで案内書をお送りできると思いますが、また少し補足含めてルアーについて触れることができたらと思います。

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